徳川家康

徳川家ゆかりの美術館

徳川美術館

【徳川美術館】

徳川美術館には徳川家に伝えられる「大名道具」と言われるお宝や、将軍家徳川宗家や紀州徳川家、一橋徳川家、蜂須賀家など大名の売立重宝、篤志家の寄贈品も納められています。 実際に使用されていた家康の遺品もあり、ここでは大名と大名道具とはどういったものかを知ることができるでしょう。 収蔵品には国宝が9件、重要文化財が52件、重要美術品が45件もあり、目玉には実物の「源氏物語絵巻」もあります。 ここは名古屋市の美術館ではなく財団法人徳川黎明会が開館した私立の美術館で、所在地の地名は東区徳川町です。

【徳川園】

徳川園は徳川美術館に併設されている施設です。4.53ヘクタールの面積を誇る都市公園で、かつては図書館なども併設されていました。 この施設はもともと、尾張藩祖徳川義直が父家康の蔵書「駿河御譲本」約3千点をもとに、藩の文庫として創設したものです。 その後1950年に名古屋市に譲渡され、現在は10万点もの蔵書を誇ります。

【片山八幡神社】

森下駅の東側を南北に走る道路を南下すると、右手に片山八幡神社があります。 第26代継体天皇の頃からあるそうですから、6世紀初頭からこの地に鎮座していたということになります。 一度は荒廃してしまうのですが、1695年に尾張家2代光友によって再興されます。 今では文化を導く神として、母子慈愛の神として多くの信仰を集めています。 敷地内に神社を再建した光友の縁起をもって作られた瑞龍みこしが展示されており、10月の例大祭では勇壮に担がれます。 また敷地内には徳川別邸内から遷された谷龍神社もあります。かつては姫子龍神社と称されており、谷に棲む龍神「闇淤加美神」を祭神とし、諸病平癒の霊験と所願繁栄のご利益があるそうです。

【善光寺・神明社】

国道19号を曲がって少し歩くと真宗大谷派善光寺があり、その先に神明社があります。 創建は不明ですが、1628年に再建され山口町一帯の総氏神として崇敬が高いそうです。 昔は山口神明社、赤塚神明社と呼ばれていたこともあり、湯立神事、茅輪くぐりといった神事も行われていたようです。 境内には馬に乗った騎士の像があります。